宇宙や実験室のプラズマを対象に理論解析や計算機シミュレーションを用いた研究を行っています

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2022.12.1

研究員として藤田さんが着任しました

P研の研究員として、新たに藤田慶二さんが着任されました。科研費基盤研究(A)「オーロラ構造形成とダイナミクス・粒子加速の第一原理解析」の研究課題と関連して、プラズマ物理学の第一原理に基づいた、オーロラ構造の非線形発達と電子加速を同時に再現する磁気圏・電離圏結合系の世界初のシミュレーションコード開発を進めます。

2022.12.1

学術論文が Physical Review Research 誌に掲載されました

研究員のXuさんを主著として、"Existence of finite and anisotropic heavy ion parallel compressibility pinch in the gyrokinetic turbulence"の題の論文が Physical Review Research 誌に出版されました。核融合プラズマ中で問題となりうる重イオン不純物の輸送を解析したもので、従来の理論解析では無視されてきた磁力線平行方向の圧縮性の効果が粒子輸送フラックスの向きの反転に寄与しうることを示すとともに、高価数・重イオンの近似の元での摂動論から、2次の摂動まで含めた場合は既存流体モデルに対応すること、炭素イオン程度では4次以上の摂動も輸送に寄与することを明らかにしました。

2022.11.22-25

プラズマ・核融合学会第39回年会に参加しました

富山国際会議場で現地開催されたプラズマ・核融合学会第39回年会に参加しました。渡邉教授はオーガナイズドセッション「実験室プラズマ・宇宙プラズマ連携セッション - シナジーで限界突破に挑む」にて、前山はシンポジウム『環状プラズマシミュレーションの現状と展望』にて成果発表を行いました。