宇宙や実験室のプラズマを対象に理論解析や計算機シミュレーションを用いた研究を行っています

HOME > Topics > 最新の日記(2019.7-9)

2019.9.24

送別会を行いました

2名が9月いっぱいでP研を巣立つことになりました。
お二方の今後の活躍を楽しみにしています。

2019.8.25-26

P研富士登山に行きました

修士の樋渡・前島コンビが企画してくれて、P研みんなで富士登山に挑戦しました!初日はバスで5合目まで登り、8合目の山小屋を目指します。ゆっくり時間をかけて上ったものの、疲労となれない高地で気持ちが悪くなるものもちらほら。翌日、1名は残念ながら山小屋で休むことになりましたが、ご来光に向けて丑三つ時に出発して山頂を目指しました。雲が多くてどうかというコンディションの中、ちょうど雲が避けて幸運にもご来光を拝むことができました。ビバ、太陽神。


2019.8.13

学術論文が Physics of Plasmas 誌に掲載されました

修士の三浦君(H29年度卒)が主体となって行った核融合プラズマ乱流の研究成果が、Physics of Plasmas誌に掲載されました。帯状流という速度シアを持つ流れによる乱流抑制効果は流体理論の枠組みでレイノルズ応力による定式化とともに議論されてきましたが、ジャイロ運動論に基づく三波結合の詳細解析を基に、運動論的揺動エントロピー伝達率と流体的シアリングレートを関連付けることに成功しました。

2019.8.5

P研納涼会 兼 5周年記念を行いました

渡邉教授率いるP研も2014年から5周年ということで、例年の納涼会を研究室コロキウムで行い、OBにも声をかけて、ささやかながら5周年記念を行いました。高校教諭や、IT系ベンチャー、インフラ系など、OB達の活躍を渡邉・前山は喜ばしく聞かせてもらいました。

2019.7.29-8.2

EASW9を開催しました

9th East-Asia School and Workshop on Laboratory, Space, and Astrophysical PlasmasをP研および名古屋大学理学部、宇宙地球環境研究所の主催で開催しました。この会議は実験室、宇宙、天文プラズマを対象とするプラズマ研究の学生向けに、第一線の講師陣が90分程度のまとまったレクチャーを行うもので、合わせていくつかの招待講演やポスター発表も行われた。また、天文物理分野でのデータ科学と題して、ハンズオン形式でPythonを用いたデータの読み込みや描画、マルコフ連鎖モンテカルロ法の適用などを実践してもらいました。

2019.7.10

学術論文が Physical Review Letters 誌に掲載されました

京都大学の石澤明宏准教授らとの共同研究が、Physical Review Letters誌に掲載されました。閉じ込めプラズマ圧力と印可磁気圧の比をベータ値と言い、核融合プラズマにおける性能指標の一つです。これまでの理論研究では、ベータ値の上昇とともに乱流輸送を作る静電的不安定性は安定化される傾向があるとされてきましたが、本研究では、ベータ値の上昇に伴う磁場形状変化の効果を無矛盾に取り入れると静電的不安定性の安定化効果が弱まること、非線形乱流状態では輸送が低減せずに維持され得ることを指摘しました。また、磁場形状変化の効果が現れるキーパラメータとして、磁気シアが重要となることを明らかにしました。この成果は、これまでの高性能放電実験の結果の理解や、将来のより良い性能のプラズマ放電を探る手掛かりとして期待されます。