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2021.2.4

学術論文が Journal of Computational Physics 誌に掲載されました

特任助教の西岡賢二さんが中心となって進めた研究"Moment extract method for drift kinetic simulation of magnetized plasma"がJournal of Computational Physics誌に掲載されました。平成28年度修士卒の渡邊裕介くんの研究とも関連しています。長波長のシアアルヴェン波の伝搬を解く際の高速な電子の運動に起因するシミュレーション時間刻み幅の制約を解消するために、電子の運動論方程式を波の伝搬に関する低次速度モーメント方程式と高次項に分離し、低次方程式について陰的時間積分を適用するという手法です。本論文は一様磁場モデルでの原理実証でしたが、トロイダル磁場配位や電子有限Larmor半径効果などの拡張も今後進めば、核融合プラズマ乱流解析への応用などが期待できます。
https://doi.org/10.1016/j.jcp.2021.110167